トレーニング施設にいっても犬の問題行動が解決しない理由
こんにちは🌸
噛み犬モコと暮らすkafuです。
愛犬の問題行動に悩み、ドッグセラピスト資格取得後、ブリーディング施設・ドッグトレーニング施設で下働きしながら、犬のストレスケアを学んできました。
ちなみに本職はメンタルクリニック勤務です。
愛犬との暮らしの中で、問題行動に困ったことってありませんか?
例えば、
人や犬を見ると激しく吠える、飛び掛かる、
トイレがうまくできない、
リードをグイグイひっぱる、
好き嫌いが激しい、
気に入らないと唸る……などなど。
ちょっとしたことだったらまだしも、
本当に困ったらトレーナーさんや獣医さんに相談されますよね?
私もトレーニング施設に研修に行っているとき、
様々な理由でご相談に来られる飼い主さん・わんちゃんにお会いしました。
そこで知ったのは、具体的な解決に至らないケースが多いということでした。
それはなぜか?
理由は簡単です。
ほとんどの場合、問題があるのは「愛犬」ではなく「飼い主」だからです。
トレーナーさんはあくまで犬の専門家であって、飼い主さん(人)の専門家ではありませんからね。
飼い主に問題があるとは言っても、
愛情を持って育てなかったとか、
虐待しただとか、
そういったことではありません。
そんな方はそもそも愛犬の問題行動に向き合おうとしません。
むしろその逆で、我が子として大切に大切に育てている方、
愛情たっぷりな方ほど、その「問題」の大きさというか根深さが増す、
というイメージです。
どうしてそういうことが起こるのか……
これはまさに今言われている、
犬の「擬人化」による弊害だと思っています。
犬と人は古くから生活を共にするパートナーですが、種が違います。
種が違えば、当然ながら習性が違うわけで、
私たち人がこうだから、犬もこう思うはず!ということが通用しないことが多いです。
あとはこうだろう!(こうあってほしい)という思い込みもプラスされると思います。
例えばあるある事例として、
・狭いところに入れたら窮屈でかわいそうだからクレートには入れない
・犬がしっぽをふっているから、きっとフレンドリーなコだ
など
ちょっと待って!ということがいろいろあるんです。
かつての私も知りませんでした…
だからよかれと思ってやっていたことが裏目に出てしまって、
犬としては、コミュニケーションが取れないこと(伝わらないこと)が
ストレスとなり、そして問題行動の強化に繋がっていきます。
ですから、
よく、トレーナーさんに預けている間は問題行動が改善されても、
家に戻って少し経つと、また戻ってしまう、もしくは逆にもっとひどくなった
と聞くと思いますが、これが要因の一つです。
ではどうするのがよいのか。
問題行動が起こる前なのか起ったあとなのか、で行動は変わってきます。
次のブログでそれぞれまとめてみようと思います。
今日もありがとうございました🌸